ライフジャケットの種類と特徴

小型船舶で使用するライフジャケット(救命胴衣)は、用途等に応じて様々なタイプがあります。また、航行区域等の諸条件によって着用するライフジャケットのタイプが決まっています。

体重40kg以上:浮力7.5kg以上
体重15kg以上40kg未満:浮力5kg以上
体重15kg未満:浮力4kg以上

ライフジャケット(救命胴衣)の用途別分類

小型船舶で使用されている一般的なライフジャケットで、身体の動きをあまり妨げないように作られています。また、7.5kgの鉄片を水中に吊り下げて浮いている程度の浮力を持っており、頭部を水面上に出し、リラックスして浮いていることができます。

船上で作業する方のためのライフジャケットで、作業性を重視していることから、動きやすい、汚れにくい、磨耗に強い等の特徴があります。また、小型船舶用救命胴衣を兼ねる製品が多く、このような製品は、小型船舶で使用することができます。

小型船舶用救命胴衣より、浮力の要件を緩和することで、着心地が良く、常時着用に適したものとなっています。ただし、浮力が比較的小さいことから、海岸近くの静穏な水域を航行する等の一定の条件を満たす小型船舶(水上オートバイ)での使用に限られます。

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※特に法的には決められていません。

驚きの生存率の差

ライフジャケットの重要性は統計が物語っています。海上保安庁の調査によると、水難事故時にライフジャケットを着用していた人の生存率は、着用していなかった人の約2倍にもなります。つまり、ライフジャケットを着用するだけで、命が助かる可能性が劇的に高まるのです。

ライフジャケット(救命胴衣)の構造と形状

固定式

浮力体に発砲プラスチック等の固型物を使用しており、シンプルな構造のものです。また、形状としては、チョッキ式、首掛け式、ジャンパー式があります。

1-1 チョッキ式
衣類のチョッキ(ベスト)と同様の形状をしており、両腕を通して、身体の前にて、紐、ファスナー又はバックル等で留めます。また、腹部のベルト、または、両脇の寸法調整部で、身体にフィットさせるように調整します。

1-2 首掛け式
マフラーのように首に掛け腹部のベルトで身体に固定します。

1-3 ジャンパー式
ジャンパーの形状をしていますが、内側に薄い浮力材が入っています。また、防寒性もあるため、寒い時期での着用に適しています。

1-4 小児用
年齢が1歳以上12歳未満までのお子様を対象としたもので、お子様の体重毎に数種類のサイズが用意されています。そのため、身体に適当なサイズのものを着用する必要があります。

膨張式

浮力体として炭酸ガス等を使用するため、通常は、非常に薄くコンパクトです。膨脹方法としては、自動式(水に浸かると自動的に膨脹)又は手動式(膨脹作動用の紐を引くことで膨脹)の2種類があり、作動すると、内臓のボンベから気密袋にガスが充填され膨らみますが、万一、膨らみが足らない場合には、息で補充することもできます。また、形状としては、首掛け式、ポーチ式、ベルト式、ジャンバー式のものがあります。

2-1 首掛け式
膨脹する気密性の袋をマフラーのように首に掛け腹部のベルトで身体に固定して使用します。通常時は、気室が畳まれた状態であるため、固型式よりかさばりません。また、小児用のものもあります。

2-2 ポーチ式
膨脹する気密性の袋が畳まれて入っているケース(袋)をウエストポーチのように腹部にベルトで装着しておきます。そのため、通常時はウエストポーチと同様の装着感でかさばりません。また、落水した場合は、自動又は手動で膨脹させ、膨脹した気室を首に掛けて使用します。

2-3 ベルト式
膨脹する気密性の袋が畳まれて入っているケース(袋)をベルトのように腰に巻きつけて装着します。そのため、通常時は、非常にコンパクトでかさばりません。また、落水した場合は、自動又は手動で膨脹させ、膨脹した気室が浮輪のような役目をはたします。

2-4 ジャンパー式
内部に膨脹する気密性の袋が畳まれており、落水すると、着用したままの状態でも内部の気室が膨脹し、浮力が生まれます。

気体封入式

気体を封入した気密性の袋を内蔵したもので、外観上は固型式と見間違うほどですが、非常に柔らかくて軽く作られています。また、気密性の袋を保護するため、表面に薄い固型の浮力材を併用しています。

ハイブリッド式

固型式の要素と膨脹式の要素の両方を持つもので、固型の浮力材だけでも最低限の浮力を有していますが、膨脹させると十分な浮力を得ることができます。これは、固型式のものより、固型の浮力材がすくないことから、コンパクトになっています。

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